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定期保険の特徴と実例と解説

 定期保険には、①保険料が比較的低額である、②保険期間が定められる、と言う2つの大きなメリットがあります。保険料を低額に抑えるため、解約返戻金や配当はほとんど設定されていません。つまり、途中で解約をしても、保険期間が終了(満期となる)しても、保険事故が発生しない限り手元に戻ってくるお金はまずありません。これが、いわゆる「定期は掛け捨て」と呼ばれる所以(ゆえん)です。
 次に、保険期間が定められるため、必要な期間に限って必要な保障を付けることが出来ます。必要な保障とは、たとえば働き盛りの30代と、リタイア後の60~70代では保障額が異なってきますね。また、同じ30代でも独身と妻帯者では違いますし、まして小さなお子さんがいる間は、より手厚い保障額が必要になるはずです。  ちなみに、定期保険には更新という考え方があります。保険期間が満了となった場合、同じ保障内容で継続することが出来るのです。但し,更新時は加入時よりも年を経っていますので保険料は上がります。ご注意ください。

 具体的に見てみましょう。

① 子どもが生まれたばかりの30代ご夫婦が加入する場合

それまでは夫婦共働きでしたが、妊娠を機に奥さんは休職(もしくは退職)しました。単純に言えば収入は低下しますので、毎月の可処分所得も減りますから、高額な保険料は避けたいところです。まさにこのタイミングで旦那様にもしものことがあった場合、そのダメージは計り知れません。少なくとも、生まれたばかりの赤ちゃんが小学校に上がるまでの約7年間は、子どもを預けて奥さんが働くことも難しいでしょう。運良く公立保育園に入園できればいいのですが、無認可の保育園でしたら保育料だけでかなりの額になります。このため、保障額は一千万円の単位で検討すべきです。各保険会社によってバラツキはありますが、純粋に定期保険部分だけならば、保険金額が三千万円でも、月々の保険料は数千円に抑えられます。旦那様の健康状態が良好でたばこを吸わないなどの条件に合致すれば、さらなる割引も期待できます。お子さんが小学校に上がれば奥様も勤めに出やすくなりますので、この時点で保険金額を見直す(減額する)ことも可能です。

② 結婚を機に加入する20代ご夫婦の場合

ご結婚おめでとうございます。月並みですが、これから長い道のりをお二人で歩んで行くことでしょうから、将来の保障についてはきちんと話し合われた方がいいでしょう。幸せの絶頂ですから考えたくも無いと思われるでしょうが、もしもの場合というのはお二人の事情を斟酌してくれるわけではありません。若い方が保険料は必ず安くなりますので、保険に加入するのであれば早いうちがお得です。まだ20代ですから保障額を高くする必要はありません。持病もないでしょうし、病気と言うよりは事件や事故に巻き込まれる可能性の方がはるかに高いはずです。まずはお子さんが生まれるまで、保険の第一歩を踏み出してみることを検討してみてください。こんなお二人に低廉な保険料でまかなえる定期保険がうってつけです。

③ お子さんが高校生になった40代のご夫婦の場合

民主党政権下で成立した高校の授業料無償化である程度の負担減になったものの、この年代での教育費はかなり重い負担になっています。大学まで進学することを考えると、少なくとも7年間はこの負担に耐えうる保障額が必要です。ご主人の小遣いや昼食代を削って捻出した保険料は、出来るだけ有意義に使いたい。ご主人が万が一の際、安価な保険料で加入した定期保険が生きてきます。

④ 年金の支払いまで数年ある50代ご夫婦の場合

日本の公的年金は、支給開始年齢が徐々に引き上げられています。これまで保障期間を60歳までと計算して保険に加入していましたが、支給開始が65歳になったことで60歳の定年から5年間がポッカリと空いてしまいました。今から新しく保険加入するには持病もあり、高額な保障には及び腰になるのも頷けます。万が一の場合、残された配偶者に遺族年金は支給されますが、もちろん満額ではありませんし、できればまとまったお金も残したい、そんなニーズには短期の定期保険です。65歳までカバーできればいいと割り切ってしまえば、保険料はかなり割安になるはずです。

 定めた期間、きちんと保障額を付保したい、そのための費用は低く抑えたい、そのようなニーズにピッタリなのが定期保険です。期中で解約をしても支払った保険料はほとんど戻ってきませんが、終身保険や養老保険と比較して、はるかに高額の保険金を設定することが出来ます。万が一の場合に、廉価で保障を考える。保険が持つ本来の目的を達成できるのは定期保険の強みです。

それでは次へどうぞ 養老保険の特徴と実例と解説

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